名高大岡越前裁(国立劇場11月)河竹黙阿弥

このコーナーで良く名前の出てきます墨東に所縁のある河竹黙阿弥ですが、

只今、国立劇場でかかっております、名高大岡越前裁も黙阿弥の作です。


初演は明治八年、扇音々大岡政談(おうぎびょうしおおおかせいだん)として、

大岡越前を五世坂東彦三郎、

天一坊をやはり墨東にゆかりのある五世尾上菊五郎

山内伊賀亮を初世市川左團次によって初演されました。


今は天一坊事件といってもピンとこない方が多いかともいますが、

講談師、初代神田伯山によって有名になった、

大岡政談の中の一つです。


天一坊を名乗るものが、

八代将軍徳川吉宗の御落胤(父親に認知されない庶子)だと名乗り、

大名に取り立てられるからと浪人を集めたが、

捕らえられて死罪になるという事件と、


(史実はこの事件には関係なかったようですが)

大岡越前の裁きでいろいろな事件を解決するというお話をくっつけまして

お芝居にしたものです。


まだ初日から数日ですがなかなか評判も良いようです。


ぜひご覧いただければと思います。